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外壁塗料「ダイナミックトップ」ってなんですか!?

2019/01/22
外壁塗料ダイナミックトップ

こんにちは! 相模原、町田、八王子で外壁、屋根の塗装・リフォームを行う株式会社「絆」(KIZUNA)です。

突然ですが、弊社がオススメしている関西ペイントの「ダイナミックトップ」という塗料はご存知ですか?最近では一般のお客様でも、このダイナミックトップ」に注目されている方が増えているようです。

 

ダイナミックトップ」は「ラジカル制御型」といわれている高機能な塗料なのですが、さてこの「ラジカル」について詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか??

製造・販売元の関西ペイントさんにわざわざお越しいただき、詳しくお聞きしました。

 

教えていただいたのは関西ペイント株式会社

東京建設塗料販売部 川越営業所所長・藤谷さん、

そして同販売部 千葉駐在所係長・齋加さんのおふたりです!

■塗料の中の「がん細胞」を抑えて劣化を防ぐ。

 

インタビュアー(以下「イ」):「ダイナミックトップ」は「ラジカル制御型」の塗料ということですが、「ラジカル」というのは一体何なのでしょうか?

 

塗料には「酸化チタン」という成分が含まれていますが、この酸化チタンが紫外線に当たると、ラジカルという物質が発生します。

このラジカルは塗膜を傷める原因になり、わかりやすく言うとがん細胞のようなものです。

ということはラジカルを抑えれば塗膜が劣化しないわけです。

そのために紫外線が当たってもラジカルが出てこないようにする技術をラジカル制御と言います。

 

弊社のラジカル制御塗料は、酸化チタンに「ラジカルバリアコート」というコーティングをしています。このコーティングがあることによって、紫外線が酸化チタンに到達するのを防ぐわけです。

 

イ:なるほど。そういう仕組でラジカルが発生しにくいようになっているんですね。

 

そうです。

また塗料の中にHALSラジカルキャッチャー剤というものが入っています。コーティングをすり抜けたラジカルがほんの少し塗料の中に出てしまっても、キャッチャー剤がラジカルを捕まえてマスクします。

そうすることで劣化しにくくなる、つまり塗料の保ちがよくなるんです。

 

イ:そもそもラジカルが発生すると、どんな影響があるのでしょうか?

 

塗った塗料の内側から痛めつけます。

もちろん塗料の表面には紫外線が当たり続けていますが、ラジカル制御のない一般的な塗料の場合、外からも内からも傷み劣化がより進んでいきます。

そこを内側からの傷みを抑えることで、塗膜自体の耐久性が上がるというのがラジカル制御という技術です。

 

イ:それによってどれくらいの耐久性があるのでしょうか?

 

この塗料のベースになっている樹脂はシリコンです。

一般的に、塗料の耐久年数はウレタン8年、シリコン10年、フッ素15年と言われています。

ただし、ダイナミックトップ」はシリコン樹脂だけど15年ほどの耐久性があります。フッ素と同じくらいですね。

 

ダイナミックトップ」ならラジカルをがん細胞だとすると、抗がん剤を含んでいるようなものですので塗膜の劣化を抑えられる。

 

イ:値段はどうなっていますか?

 

ダイナミックトップ」は、基本的にシリコン樹脂塗料の価格帯です。一般的なシリコン系よりは少し高くなりますが。

どういう樹脂を使っているかがコストに大きく影響するんですね。

 

たとえばフッ素樹脂塗料ですとそもそも値段が高いので、ラジカル制御の技術を入れてしまうとさらに高価になる。

一方で耐久性はフッ素と同じくらいだけれど、値段はシリコンの価格帯。

それがダイナミックトップのひとつの魅力ですね。

■耐久性が高くて、値段はあまり高くない!

 

イ:ほかのメーカーでもラジカル制御型の塗料というのはあるのですか?

 

ありますよ!3~4年前くらいからでしょうか、いろんなメーカーが売り出しました。

 

イ:そもそもラジカルによる悪影響がわかったのはいつ頃なのですか?

 

関西ペイントではずっと前からわかっていました。当社に「アレスアクアシリコンACII」という商品があって、ラジカル制御の技術を多少使っています。技術的にはそれほど新しいものではないんです。ただ、関西ペイントではこういう技術を業者さんが面白いと受け止めてくれるとは思っていなかったのですね。

 

一方で他社メーカーさんはそれをうまく宣伝に使っていました。それで「ラジカル制御じゃないとダメだよね」という業者さんが増えてきた。それで弊社でも打ち出し方を変えたというわけです。

ダイナミックトップ」はもともとラジカル制御の技術を使っていた塗料なので。

 

イ:それくらい売れているということですね。

 

シリコン樹脂の塗料を使ったラジカル制御型のものがだいぶ増えましたね。

メーカーによってはアクリルベースの塗料もあります。

関西ペイントの「ダイナミックトップ」はシリコンベースなので、それは大きな違いですね。

 

営業的にも「水性塗料ならこれがいいですよ」と最近はイチオシでご紹介しています。ほかのシリコン樹脂塗料と比べても、値段がそれほど変わりませんから。

 

イ:ほかに、特徴はありますか?

 

ラジカル制御の方法はいっぱいありますが、バリアコート(マスクの役割)とキャッチャー剤の両方を入れているのはあまりないですね。バリアコートを入れている塗料は多いですが、キャッチャー剤はそれほど入れていないと思いますよ。どちらかをやっていれば、ラジカル制御の技術を使っていると言えるので。

 

イ:ラジカル制御のやり方は、会社によってそれぞれ違うんですね。

 

はい。その違いが各社の特徴になります。同じシリコン系塗料でも、多少メーカーごとに耐久性にばらつきが出てくるのは、こういう技術の差ですね。

 

うちは水性塗料なら99%、建築に使われる溶剤系を含めてもだいたい97%くらい、樹脂から自前で作っています。つまり樹脂の研究が自前でできるということ。

他社では化学メーカーから買っているケースもあります。

■多少濡れているところでもしっかり塗れます。

 

イ:ダイナミックトップのその他の特徴があれば教えてください。 

 

ダイナミックトップ」にはもうひとつ特徴があって、それは「多少濡れているところでも大丈夫」ということ。普通の塗料は、湿気ているところに塗ると膨れたりするので、乾いたところで塗らないといけません。「湿度85%以下で使う」「気温5度以下は避ける」という決まりがあるんです。

 

ところがダイナミックトップ」に強化剤というのを入れると、少しくらい濡れていても塗れます。例えば塗るところを水洗いして、30分後に塗っても剥がれない、という実験データがあります。

 

売り出した当初、「関西ペイントが雨の中でも塗れる塗料を作ったらしい」って噂になりましたが、さすがに雨の中ではダメです。いろんなところで「雨の中でどう塗るんだ」って聞かれましたが、さすがにそんな塗料はありません(笑)。雨が止んでいるのが大前提です。

 

 

イ:そうなんですね! 少し濡れたところというのは、例えばどんな場合でしょう?

 

例えば冬の時期、朝早く現場に行くと夜露で濡れていることがあります。

そうすると、日が出て乾くまで待たなきゃ入れない。時間もコストももったいないですよね。そういうとき強化剤を入れて塗れば、最後の仕上げ以外は塗れてしまいます。

ビショビショだとダメですけどね。

 

施主さんにも最近は詳しい方が多いので「こんな濡れているときに大丈夫?」って言われますが、そういう心配もこれで払拭されます。

 

実は、最初はその技術を売り出すために、このダイナミックトップ」という商品が出たんです。ただ、みなさんがあまりにもラジカル制御に注目されている、そしてこの商品にはラジカル制御の技術が使われている。ならばそれを営業の売りにしていこうと売り方を変えたという話です。

だけど本来の特徴は、濡れているところでも塗れるということなんです。

 

 

イ:それは関西ペイントだけの強みなんですね!

 

この技術はウチしかないです。下塗りの場合は、フィラーに強化剤を1個入れていただければOKです。上塗り1回目の場合には、強化剤を2個入れてください。上塗り2回目だけは、ツヤに差が出ることがあるので、乾燥してから塗るようお願いしています。

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

気になるラジカルの謎が少し解けたのではないでしょうか!

ダイナミックトップの塗料についてご質問がありましたらお気軽にご連絡ください!